鉄道コレクション「東武ED5060」が発売されました。これで東武の貨物列車が単機運用はもちろん、重連運用も手軽に楽しめるようになりました。
そこで、実際の運用はどうであったか気になるところですが、実車では重連運用は少なく、ほとんどが単機運用でした(実車をイメージするならば、ED5060は単機でも充分に楽しめます。)
そこで、今回は手持ちのメモや写真、資料を元に1986年(11月改正前)と90年頃の東武の貨物列車の重連運用を紹介したいと思います。
※以下、手持ちのメモやダイヤグラム読み取り、雑誌のスクラップなどを参考にしています。読み違いや勘違いがあるかと思いますので何かありましたらコメント下さい。
まず、1986年11月改正前の運用を簡単に整理します。
・久喜着の上り貨物列車17本のうち、重連運用は4本。
・うち、久喜以南へ行く列車は業平橋行き5本、千住行き1本。
・重連運用は久喜着2本、千住着1本、業平橋着1本。
・千住着は三ヶ尻~羽生経由、秩父セメントのホキ、タキ。
次に、1990年頃の重連運用を見て行きます。
・久喜着の貨物列車は10往復程度(重連は2往復程度)
・うち、業平橋発着は3往復(重連は1往復)
・小泉線、桐生線の貨物は全て重連(K401、403、402,404列車)
このように、重連運用は限られたものであり、単機運用が中心だったことが分かるかと思います。これで、鉄コレでも単機運用で堂々と遊べますし、重連は列車設定をしてリアルに遊ぶことができます。
では次に、以上をもとに重連が似合う貨物列車の編成を見て行きます。
(以下、秩父セメントは1987年まで、それ以外は1990年頃)
①石油輸送(タキ35000、タキ9900など)
K613列車(久喜7:03→北館林荷扱所8:30頃)が重連。
こちらはKATOのタキ35000やタキ9900の先頭に重連で走らせると雰囲気が出るでしょう。ちなみに上り列車でタンカーの重連があったか、記憶にありません。
②ホキ2200
小泉線、桐生線経由の赤城までの飼料輸送が重連。平日、休日ともに2往復の運転で、単線で走る重連の貨物列車が楽しめます。うち、K404列車(赤城15:10頃→久喜19::00頃)は館林~久喜間も重連でした。
※確か、ホキは8両だったかと思います。
写真はK404列車。2月の撮影ですが、冬場の撮影は困難でした。
③タキ1900(住友セメント)
業平橋に向かうK614列車が重連だったかと思います。(スペーシアがデビューした頃の展望ビデオにも東武動物公園で映っていた記憶があるのですが、定かではありません。)
④砕石輸送(トキ1)
当然、重連運用があるものと思っていたのですが、写真を撮っておらず、調べれば調べるほど自信が無くなってきました。詳細は不明です。
⑤秩父セメント(ホキ5700など)
1987年5月廃止まで、羽生~千住間が重連だったかと思いますが、確証はありません。また、ヨ101の塗装変更は1986年11月からですので、秩父セメントの貨車と茶色のヨ101の組み合わせもあったのでは…と記事を作成しながら思い当たりました。
模型でイメージだけ再現しました。この組み合わせは思いつかなかっただけに、これから模型で楽しめそうです。
⑥川俣のLPガス(タキ25000)
川俣の入れ替えをEDが行うためか、単機に牽引されたイメージしかありません。単機の機関車+タキ25000+ヨ、あるいは石油輸送タンカーやホキ2200などと組成された列車を再現しても面白そうです。
⑦日立セメント(ホキ5700、タキ12200)
これも単機牽引のイメージしかありません。(違っていたらすみません。)
⑧特大輸送
1990年頃、野田線にシキが入線したかと思うのですが、これも単機だったように記憶しています。(当時、何かの雑誌の記事に出ていた気がします。)
以上、記憶違いやミスが多分にあるかと思います。何かありましたらご教示ください。
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