マイクロエースの東武350系と1800系を比較しました。
実車の350系は1800系を種車としていますが、改めて差異を見ることにしました。
なお、350系と同じく1800系を種車にした列車として普通列車格下げタイプの1800系がすでに製品化されています。今回の350系の差異はむしろそちらと比較した方が良いかと思うのですが、私は持っていないため、赤い「りょうもう」号の1800系と比較します。
まずは前面です。
赤い1800系のライトですが、自作基板で白色幕化していますので、製品のままの比較はできませんが、今回の350系はカバーがかかったようなナチュラルなホワイトに全体が光ります。一方、1800系は前進、後進時のライトがそれぞれ左右から光るため、見方によっては片側からしか光っていないように見えてしまいます。
床下の確認。
こちらは先頭車ですが、たぶん同じ部品と台車が使われています。
車高も同じです。
なお、トイレ部分や一部窓については350系では埋められた箇所があり、古い車両を更新した雰囲気が感じ取れます。また、今回の350系には「TOBU]のロゴが入っていることに、いま気づきました。このロゴがあるということは、現在仕様ということになりますね。
その他、クハの違いとしては、トイレ部分のT字型ベンチレータの大きさが違っていたり、屋根上の設備に違いが見られました。
今回の350系ではパンタ無し中間車に動力が入りました。
パンタ付き中間車。
パンタは1800系は銀色、350系はグレーになっています。屋根上の塗装にも差異が見られますね。1800系はダークグレーに銀色のクーラー、350系は明るいグレーに塗られています。
妻面も違いが見られます。
また、350系ではヒューズボックス?が取り付けられています。
こちらの妻面も同じに見えますが、ステップの表現は350系の方がわずかに大きいようです。
レイアウト上でのすれ違い。
赤い1800系と、更新後の姿の350系。1800系時代は伊勢崎線の急行、350系となってからは日光線、宇都宮線系統と活躍の場を移しましたが、東武動物公園以南ではこのようなすれ違いが見られました。
今回、簡単ではありますが、両編成の比較をしました。同じ部品が使われている部分もあれば、差異がみられる部分もありました。
また、350系は一部窓埋め、屋根上が明るいグレーの塗装になるなど、原型とは違った姿がいかにも更新車という感じがする点が眺めていて楽しいです。