仮設置中の複々線レイアウト。
4線のエンドレスになっており、手前側ば直線、奥が駅となっています。
ポイントレールもない単純なエンドレスですが、走行に飽きが来ないため前レイアウトからずっとこの配線にしています。
しかしながら、今回はふと思いついて、一時的にこのような配線にしてみました。
手前側の直線はそのままに、内側2線を中央にせり出すカーブを付ける配線にしました。
試しに、3列車を運行させてみます。
外側に京浜東北線E233系、内側2線に高崎線E233系と「あけぼの」を運転しました。
内側のカーブの具合を見てみます。
なかなか良さそうですね。長い編成がカーブを行く様子に編成美を感じます。
他の車両も走らせてみます。
225系の新快速も良い感じです。
阪神1000系の後追い。
関西私鉄も凄く似合いますね。
レイアウト中央付近で2列車が近づく様子も楽しいです。
わかりづらいのですが、手前の225系と奥の223系は対向列車ですが、レイアウト中央付近では同じ左側走行となります。
また、外側線と内側線ではこのような光景を見ることもできます。
この配線、これまでにはない光景が見られるので、走らせていて楽しいです。
しかしながら…。
東武の車両を走らせると、実際は直線が多く、このようなカーブが全く似合いません。これは高崎線のE233系にも言えることで、手持ちの埼玉を走る列車は直線部分を走るイメージが強く、カーブが細かに続くとかなりの違和感が出てきてしまいました。
また、方向別複々線ではなく緩急分離型の複々線の場合…。
レイアウト奥側では2本の線路で同方向に走行する形になり、かなりの違和感です。
方向別複々線ならば複線部分ではすれ違いが楽しめるのですが、緩急分離型では伏線部分で並走や追い抜きが始まり、ものすごい違和感が出てしまいました。よって、レイアウトの配線は元の単純なエンドレス4線に戻すことにしました。
最後に。
今回の配線ですが、何もこだわらずに模型を楽しむのであれば運転に変化が付き、見せ場ができるので、かなりの効果があります。特に、私鉄や長い編成のブルトレなど、撮影してもS字カーブを行く編成美が撮影できます。
しかしながら、我が家の場合では東武や高崎線の近郊型など、実際ではひたすら直線を走る車両の模型が多く、S字カーブのイメージとはほど遠い車両を走らせると違和感が生じてしまいました。
さらに、緩急分離型複々線の場合、複線区間に入ったとたんに複線での並走が始まり、こちらもかなりの違和感が出てくることとなりました。
結局、レイアウトの配線は元に戻すことにしますが、いろいろな配線を試しながら納得いく形を探っていかれればと思っています。