ワールド工芸製 東武ED5060(左)とヨ101(右)
まもなく鉄道コレクション「東武ED5060」型が発売されますね。
それに先立ち、1990年頃の東武本線系統の貨物列車を紹介します。
それに先立ち、1990年頃の東武本線系統の貨物列車を紹介します。
1990年頃、特に1990~91年は、東武の車両や運用が目まぐるしく変わった年で、新旧さまざまな車両達が同時に見られた年でもあります。その中で運転されていた東武の貨物列車は地味ながらも活躍を続けていました。また、牽引されていた貨車の種類はNゲージで模型化されているものが多いですので、模型化する際の参考にしていただければ嬉しいです。
では、紹介していきます。
まずは1枚目。石油タンク牽引のED5060(重連)です。
1990年8月に久喜駅で撮影。
模型では、日本石油輸送のタキ35000(KATO)やタキ9900(KATO、マイクロ)などが使えます。また、車掌車廃止後も石油タンカーは走っていましたので、東武の車掌車がなくとも実車に即して遊ぶことができます。
次は、LPガス輸送の編成です。
1990年8月に加須駅で撮影。
川俣駅まで向かうタキ25000の編成です。こちらはトミックスから製品化されていますね。車長がある貨車ですので、数両繋げるだけで迫力ある編成が楽しめそうです。
3枚目は、セメント輸送の編成です。
1992年2月に館林で撮影。
1992年2月に館林で撮影。
上白石~久喜~池袋(機関車つけ替え)~板橋、あるいは上白石~業平橋まで走っていたタキ1900の編成です。こちらは河合商会の製品で編成を組むことができますね。タキ1900は長い編成が魅力ですが、一度だけED+タキ1900×1+ヨ101×2という編成も見たことがあり、長編成~短編成まで楽しめそうです。また、この後に紹介するトキ1形と組成した編成も多かったように思います。
4枚目は、砕石輸送の編成です。
1990年11月に谷塚駅で撮影。
当時はスペーシアがデビューする一方でDRCや5700系が最後の活躍をしていた頃です。東武の貨物列車は複々線では緩行線を走っていました。画像の無蓋車は東武トキ1形。上白石の先の貨物線から業平橋、あるいは久喜~池袋~板橋まで走っていました。こちらはKATOのトキ25000を黒く塗り替えるだけでも雰囲気は出ますが、台車を交換し、ペアーハンズのトキ1用妻面パーツを利用して改造すると作ることができます。
5枚目は小麦輸送の編成です。
1992年2月に桐生線内で撮影。
赤城や館林までの小麦輸送のため、ホキ2200が使われていました。こちらはKATOのホキ2200で編成を仕立てることができます。また、館林~久喜間では、ホキ2200+石油タンカーという編成もあったりして、さまざまな編成を楽しむことができます。
6枚目はヨ101型車掌車です。
1992年4月に上白石駅で撮影。
ペアーハンズやワールド工芸から完成品、キットが発売されています。完成品は少々高額、キットは金属製ですので、少々入手のハードルが高いかもしれません。
以上、手持ちの写真の中から1990年頃の東武の貨物列車の画像を紹介しました。この当時の貨車は製品化されているものが多いですので、鉄コレの機関車+貨車の編成を手軽に楽しむことができます。鉄コレ東武ED5060で遊ぶ際の参考になれば幸いです。
※もし記事中に記憶違いや間違った情報がありましたらコメントください。訂正したいと思います。