Nゲージの方向幕を白く光らせるために白色LED化した車両は、ヘッドライトを着色し、電球色のように見せる必要があります。
その際には、エナメル塗料の「クリアオレンジ」を薄く塗るか、以下のマッキー「ライトブラウン」を塗るなどの方法があります。
エナメル塗料もマッキーも安価で、どちらもライトレンズを塗装できます。
ただし、エナメル塗料は塗り過ぎるとオレンジの光になるので注意が必要です。
そんな中、年度当初に走らせたマイクロエースの115系0番台。
白く光る方向幕、デカ目のヘッドライトがポイントなのですが、デカ目の部分の色が濃いオレンジ色になってしまっています。これではリアルさに欠けますよね(汗)
我が家では、LED化初期に加工した車両はマッキーではなくクリアオレンジを塗っていたのですが、初期段階では濃さを気にせずに塗装していました。しかしながら、改めて見ると濃いオレンジに光るライトはリアルとはいえず、むしろ違和感も感じます。
そこで、今回はクリアオレンジを電球色に見える辺りまで少しづつ拭きとることにしました。
まず用意するのはエナメル塗料の溶剤です。
次に用意したのはイエローサブマリンの「マイクロブラシ」です。
今回は、まずこれを使ってみます。こちらの製品ですが、柔らかいプラスチックのブラシで弾力があり、細かい部分に液体を付けたり、拭きとったりするのに都合が良さそうです。
これにエナメル溶剤を付け、ライトレンズに乗せるように垂らします。
次に、塗料を吸収できる細かい綿棒でライトレンズの表面を磨きます。
この作業を何度か繰り返します。
次に、溶剤を垂らした後に普通の綿棒で塗料を拭きとります。
この作業も根気よく何度か続けます。
最初の画像と下の画像を比べてみていかがでしょうか。
上:塗装を落とす前の塗り過ぎた状態
下:塗装を少し落とした状態
塗り過ぎた濃いオレンジから電球色に近い色合いになったのが分かるでしょうか。
白色LEDを使ってヘッドライトの電球色を再現しようとする場合、マッキーのライトブラウンを塗るなどいくつかの方法がありますが、エナメル塗料のクリアオレンジを用いる時は薄く塗装することがコツですね。
年初めに車両を運転しながら、このような整備を行いましたので記事にしました。
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